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がちょうのペチューニア  冨山房

がちょうのペチューニア

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『がちょうのペチューニア』はロジャー・デュボワザン作, まつおかきょうこ訳の絵本です。

おばかながちょうのペチューニアのお話です。面白いお話です。
ある日ペチューニアは本を拾います。本を持っているだけで賢くなれると考えたペチューニア。それは飼い主が、「ほんをもち これにしたしむものは かしこくなる」と言っていたからです。
ペチューニアは本を持って過ごしているうちに、自分がすごく賢くなったと勘違いして、得意になってどんどん首がのびました。
そんなペチューニアに動物たちが振り回されるお話です。

絵がとっても素敵です。色がきれいな絵本です。
お話も子ども受けしやすいので、楽しい絵本時間になります。

幼稚園年中くらいから楽しく読める絵本です。息子が年中の頃から大好きな絵本でした。
息子も娘もしばらくこの絵本を読まなくなった時でした。ふと私が、「ペチューニア」って言葉だけを思い出して、娘に「ペチューニアって何だっけ?国の名前とか地域の名前とかだっけ?」と問いました。娘も、「ペチューニア?…聞いたことあるね。何だっけ?」と言いました。
そこへ息子が登場し聞いてみると、急いで本棚に走って行って、『がちょうのペチューニア』を持ってきてくれました。「あぁ、これだったんだー!」と私と娘と気付いて、私が国の名前?と聞いてたことを思い出して、その話をして笑いました。
この絵本の思い出の一つです。

ところで、「ほんをもち これにしたしむものは かしこくなる」という言葉を勘違いして、ペチューニアは本を持っているだけで賢くなった気持ちになっていましたが、私の学生時代も同じようなものでした。
私が小さい頃から家の本棚には、本がたくさんありました。けれど、私が読んだのはほんの一部で、ほとんどがタイトルだけを知っている本でした。
娘と息子の成長に合わせて、その実家にある本を読んであげたり、娘や息子に渡す前に一通り読みました。良い絵本、良い本ばかりでした。子どもの頃に読んでいたらどれだけ良かっただろうと思いました。
本が並んでいるのを見ていただけの私は、ペチューニアと変わらんなぁと思います…。

私がとても小さい頃は、母が絵本を読んでくれていたようです。少し記憶に残っています。けれど、小学生になる頃に読んでもらった記憶がありません。
私がお世話になっている絵本屋さんのUさんは、「小学生になったからといって絵本の読み聞かせをやめないで」って言っています。とくに低学年の頃は、自分で読んでいるように見えても、実は絵本の内容までは読めていないんだそうです。字面を追っているだけ、ということも多いんだそうです。
一人で読めるようになる目安は10才だそうです。あくまで目安で、まだまだ読んでもらいたい子には読んであげたらいいと教えてもらいました。
「もうお話読まなくていいよ」って子どもが言ったら、心が自立したということだそうです。娘も10才くらいから、「本は自分で読みたいの読むわ」と言って、読んでくれと言わなくなりました。でも、たまに「お母さんにこれ読んでもらいたいな」と言ってきたり、息子に絵本を読んであげている時に隣にきて一緒に聞いたりしていました。

私の経験からだけのことですが、小学生低学年のうちに親から読んでもらえるかどうかが、その後の本との関係に大きく影響すると思います。分厚い本を少しづつ読み進めていく楽しさを、小学生の時にお母さんと味わえるととても良いと思います。
小学生の時のことは本人の記憶に残りやすいし、嬉しい確かな記憶をもって生きていけることはすばらしいと思います。




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まるいちきゅうのまるいちにち  童話屋

まるいちきゅうのまるいちにち―All in a day

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『まるいちきゅうにまるいちにち』は安野光雅さん編集の絵本です。

エリック・カール、レイモンド・ブリッグス、ニコライ・エフゲニエヴィチ・ポポフ、林 明子、ジァン・カルビ、レオ&ダイオン・ディロン、朱 成梁、ロン・ブルックス。この8か国の国の絵本作家たちと安野光雅さんが一緒に作った絵本です。
国によって時間が違うこと、季節が違うこと、文化が違うことなどを感じさせてくれる絵本です。作者たちは「いつまでもなかよくくらせる すばらしい地球であることをねがって」この絵本を作りました。

この絵本では、大晦日からお正月にかけての一日が描かれています。娘が小学1年生の12月分のブッククラブで、家に届きました。
12月に届くブッククラブの絵本は、クリスマスプレゼントの一つのような気持ちになって、他の月の絵本よりも特別な感じがします。
「こんな絵本あったんだね。エリック・カールも絵を描いてるよ!」と、『はらぺこあおむし』で有名なあのエリック・カールと作り上げた絵本ということに驚き、とても期待しました。
そして、早速読んでみると…。「うーん…、なんだかよく分からなかった。」というのが最初の感想でした。娘に「あんまりおもしろくない」って言われてしまいました。期待していた絵本とだいぶ違ったなぁと、私も娘も思いました。

「あんまりだったね」と言いつつも、娘はペラペラ絵本をめくって、「あっ、お母さん。タスケとテクレーと合わせて助けてくれーになるんだ。」と気付き教えてくれました。
それからは何か気になるのか一人でじっくり絵本を見ていました。「ケニアの絵はなんか苦手」と言いつつじっくり見ていたり、日本の絵の猫のランマルに注目してみたり、じーっと見ていました。

そして何度もじっくり見ているうちに、娘は「おもしろい絵本だね。これ好きだよ。」と言うようになりました。
この絵本の意味することが分かったのかどうかは分かりませんが、何か感じ取っておもしろいと思うようになったのでしょう。

この絵本では、地球には時差があったり、言葉や文化が違ったりすることが描かれているので、子どもにそのことを教えてあげたくなることがあります。が、絵本を読んだ後に、勉強めいたことを聞かされるなんて嫌ですよね。
絵本は読みっぱなしでいいんです。絵本の意味は、子どもが自分で考えます。教えてあげる必要は全くありません。
子どもから聞いてきた時だけ、答えてあげるといいのです。
経験の少ない子どもは絵本を読んでもらうことで、様々な疑似体験をします。
その疑似体験が多ければ多いほど、困難に立ち向かっていけますし、相手を思いやる心も育ちます。

『まるいちきゅうのまるいちにち』、こんな絵本もあったんだなぁと思いました。
親子で一つの絵本を楽しむ、共通体験は子どもが小さいうちしかできません。高校生の子どもが「お母さん、本読んで」とは言ってきませんよね。
お世話になった園長先生に教えられましたが、絵本を楽しむ嬉しい時間の共有が親子の信頼関係を築くそうです。
この絵本は、小学校低学年くらいからお勧めです。小学生にも絵本、読んであげるといいですよ。




アグリコラ ファミリーバージョン

アグリコラ ファミリーバージョン (Agricola: Family Edition) 日本語版 ボードゲーム

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『アグリコラ ファミリーバージョン』はドイツで作られたボードゲームです。日本語版の販売元は株式会社ホビージャパンです。

アグリコラは農場を組み立てていくゲームです。アグリコラにはいくつか種類があって、




などがあります。他にも拡張版や新版がでてから値段が高騰している旧版のアグリコラもあります。アグリコラファミリーバージン以外のアグリコラの対象年齢は12歳以上です。

アグリコラファミリーバージョンは、対象年齢8歳以上。1人~4人でプレイします。プレイ時間は1時間程度です。箱には「~45分」と書かれています。対象年齢は8歳からですが、幼稚園年長の子も一緒に楽しむことができました。何度かプレイすれば、小さい子も頑張って考えてやっていました。小さい子が大人に勝つのは難しいけれど、自分の好きな農場を作る目的をもって楽しむこともできます。小さい子には小さい子の楽しみ方ができるし、大人同士になると作戦が難しくなるし、どの年齢の方にも楽しめるボードゲームです。

慣れるまではルールが少し難しいかもしれません。でも、慣れるとすごくすごくおもしろいです。
ルールが難しいと感じる理由の一つに、説明書が分かりにくいことがあります…。
アグリコラ未経験者だけでは、ゲームを買って開封してすぐに遊ぼうとしても、難しいかもしれません。
子どもと一緒にやる前に、こっそりと説明書を読みながら大人だけでやってみることをおススメします。分からずにみんなで始めると混乱します!
ルールが分かっていた方が、子どもと一緒にストレスなく始められるので、是非一通り試してから子どもと楽しんで下さい。

このゲームでは、農場を作り、家族を養っていかなくてはいけません。畑で小麦を収穫したり、農場で羊やイノシシや牛を育てたりしたりします。そして、家族の食料を作るために、かまどで動物を食料にしたり、小麦を食料にしたりします。

我が家では最初の3回くらい間違ってプレイしてました。
準備フェイズでラウンド毎に動物やレンガや木などを補充するのですが、毎ラウンド補充するというルールを見落としてしまって失敗しました。
それから、かまどのタイルの使い方もよく分からず、最初は小麦しか食料に換えられないと勘違いしていました。全員が「物乞いマーカー」という食料を家族に食べさせられなかった時に受け取るカードを何枚も取らなくてはいけなくなり、「物乞いマーカー」が足りなくなるという失敗をしました。1のかまどを建設できるアクションスペースでは、「かまど」「調理場」「レンガ窯」のタイル合計6つのどれか一つを建設できるので、1のアクションスペースの近くに6つのタイルを並べて置いておきましょう。
この2つが我が家で起こった間違いです。

説明書をよく読んだら分かることなんですけど、ちょっと分かりにくくて…。
分かると簡単なんですけどね。
最初は、自分の農場を作り家族を養うだけで精一杯なんですが、慣れてくると相手の動きの邪魔をしてきたりし始めて、本格的な対戦ゲームになっていきます。
人の数、動物や畑にある小麦の数などなどが点数になり、合計点が高い人の勝ちです。
すごくおもしろくて、一度やったらきっとはまると思います。

もし友達3、4人で集まってテレビゲームするなら、このボードゲームをやってほしいなって思います。
テレビに集中して、友達と視線が合わないより、テーブルを囲んで輪になってやった方がお互いの顔が見えて楽しいと思います。
テレビゲームから流れてくる音も私は苦手ですが、ボードゲームは音楽も効果音もなくて、落ち着いてお互い顔を見ながら会話しながら楽しめます。
ルールが分かる人が一人いたら、説明しながら遊べるので大丈夫です。トランプやウノだと、手持ちのカードを見せないように遊ぶのでルールを教えにくいですが、アグリコラは相手の動きが全部見えるので教えやすいです。
テレビゲームよりボードゲーム、お勧めです。

というのも、私はテレビゲームが嫌いです…。愛情あふれている素晴らしい家庭なら、子どもがテレビゲームをやっていても何も問題はないと思います。2017年6月に亡くなられた児童精神科医の佐々木正美先生によれば、ゲームを子どもに与えるかどうかは「親の愛情が十分に伝わっていれば、与えるか、与えないか、どちらの選択をしても大過ない」ということです。

私の兄は、テレビゲームにはまっていました。家にいる間、空いた時間はずっとゲームしていたように思います。成績は良くて、ゲームをしに友達が家に遊びに来て、私の母もそんなに最初は心配していなかったのでしょう。
兄が成人になってもずっとゲームをし続けました。ゲームに依存していました。だんだん話をしなくなりました。どんどん元気がなくなっていきました。学生時代、成績はずっといいままでしたが…。
前の記事(「ゲームを悪者にしたけれど…」)にも少し書いていますが、テレビゲームが全て悪いとは思っている訳ではありません。

親の愛情が足りているかどうかって、後で振り返ってみると気付けることや分かることもあるけれど、その育児の最中って意外と分からないものです。親は生活のため一生懸命だし、その時の生活が上手くいってないのかどうかって考える余裕もなかったり、そもそも考える必要があるということにも気付かないかもしれません。
佐々木正美先生は「親の愛情が十分に伝わっていれば、子どもに与えてはいけないものはありません。親から見て好ましくないものを子どもが要求してきたら、本来与えられるべきものが不足していないか、考えてみましょう。」とおっしゃっていました。
親の愛情が十分伝わっているかどうかも分からないし、子どもに与えられるべきものが不足しているのかもよく分からないことも多々あります。
佐々木正美先生の言葉はまさにその通りなのですが、実際生活しているとその言葉の実現が難しいものだなと考えさせられました。




ちいさいおうち  岩波書店

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

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『ちいさいおうち』はバージニア・リー・バートン文絵、石井桃子さん訳の絵本です。
『ちいさいおうち』は1954年に出版されて以来、ずっと愛されている絵本です。良い絵本を選ぶ際のポイントの一つは、出版された年を見ることだと思います。
良質な絵本はずっと読み語り継がれます。古い絵本で、何刷りもしている絵本は良いであることが多いです。第〇刷の絵本なのかも本に書いてありますので、参考にすると良いと思います。

そして、「岩波の子どもの本」は良い絵本をたくさんだしています。20.7㎝x16.4㎝と、小さめの絵本で、子どもの手に取りやすいサイズです。「岩波の子どもの本」は幼稚園~小学校低学年向けです。大型版の絵本に比べて値段も安く、本も薄くて小さくて場所をとらないので、本棚に並べやすいです。

大型版の『ちいさいおうち』もあります。大型には大型の良さがありますよね。値段も高くなりますが、子どもの大好きな一冊なら、大型版を買ってあげたくなります。

『ちいさいおうち』を訳しているのが、石井桃子さんです。「ちいさなうさこちゃん」シリーズや「ピーターラビット」シリーズの翻訳で有名な方です。以前の「子ども時代の大切さ」という記事の中で、石井桃子さんの言葉を紹介しました。
『子どもたちよ 子ども時代をしっかりとたのしんでください。おとなになってから、老人になってから あなたを支えてくれるのは 子ども時代の「あなた」です』
という言葉です。

ところで、この絵本は、息子が幼稚園を卒園する時に精勤賞として園からいただきました。娘と息子が通った幼稚園では、お休みがなかった子どもには皆勤賞、お休みが2日以内の子どもには精勤賞を頂くことができました。賞状と絵本がもらえるので、もらえた子どもたちは大喜びでした。息子は3年間ずっと精勤賞をもらうことができ、その中の一冊が『ちいさいおうち』です。
本は、先生が選んでくれます。私たち親には何も尋ねてこないのに、家にはない絵本を選んでくれるのです。それは、園で購入したことがある絵本、家庭訪問で本棚を見た時にある絵本、そういうのを考えた上で選んでくれるからだそうです。私の友達はすごくたくさんの絵本を持っているのに、先生はちゃんと持っていない絵本を選んでくださったと嬉しそうにしていました。

そして、この皆勤賞・精勤賞をもらう子どもたちがとても多く、各クラスの半分以上の子どもたちがもらっていました。幼稚園では、生活を整えることの大切さを、常日頃から教えられました。子どもに合わせた生活リズムの安定した毎日が、心も体も強くしてくれるということを丁寧に教えてくれる園でした。そういう生活を送っている子が多かったからこそ皆勤賞・精勤賞が多かったのだと思います。
ちょうど今GWですが、GW前に園長先生はいつも「新学期がはじまってすぐのGWは、子どもたちは一見元気そうでもとても疲れているからね。GWは遠出せずに、ゆったり過ごさせてね。この時にゆっくりできないと、GWの後に疲れが出て、子どもたちは大変なのよ。」とおっしゃっていました。
こういったことを、月1回の勉強会で母親たちに教えて下さって、勉強になった幼稚園生活でした。

『ちいさいおうち』は娘も息子も幼稚園でよく読んでもらっていました。名作です。
大人が読むととても考えさせられる絵本です。頑丈につくられたちいさいおうち。おうちのまわりの風景はどんどん変わっていきます。空の色も薄汚れていきます。柔らかい優しい絵ですが、この絵から伝わってくるメッセージが強いです。この絵が、子どもたちの心に残るんだと思います。表紙は綺麗な水色で、円の中に可愛いちいさいおうちがあって、とても素敵です。

やっぱりこれから買うなら大型版がいいかもしれない↓素晴らしい絵本です。

ちいさいおうち

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